ひとりでいると、鬼に惹かれてしまいますよ 你若是一个人,会招来鬼哦。
俺の寄る辺なんて、どこにもない 我没有可以投靠的地方。
逢うと見て かさぬる袖の 移り香の 残らぬにこそ 夢と知りぬる 恍若相逢时,却闻袖中无余香,方知梦一场[9]
……、俺に会いたかったってこと? 你的意思是,你想见我?
ああ、やはり。あなたも歌心がある 啊,你果然也有歌心。
これは、あなたが失われた後、苦難の中におられた、ガラシャ……玉子様がお詠みになった歌 这是在失去你之后,身处苦难之中的伽罗奢...玉子大人所吟之歌。
ええ。とても平穏とはいえない人生であったけれど。だからこそ、豊かな歌を詠まれた 是的。她的人生实在说不上安稳,但也因为如此,她
才留下了丰富的歌。
そうか、あの後、姫様は 是吗.…在那之后,小姐她...
明智の刀が苛まれる心の内は、わたくしもよく知るところ。されど、それでも。己の足で進まねばならない 明智之刀所受的内心折磨,我也十分理解。不过,即
便如此,你也只能靠白己的双脚前进。
それが生きるということだと、玉子様のお姿を思い出します 明智之刀所受的内心折磨,我也十分理解。不过,即
便如此,你也只能靠白己的双脚前进。
……歌を詠みなさい、倶利伽羅江 咏歌吧,俱利伽罗江。
歌は光です。光が届かぬ暗闇の中にあっても、その心を照らす。心を見つけ、届けてくれます 歌是光。即便身处光亮无法照耀的黑暗之中,它也能照亮内心。歌能找到内心,并将其表达出来。
!?え、な、な、古今!古今!? ?!诶,啊,啊,古今?古今?!
あらら……、うっかり。足が滑ってしまいました 哎呀……不小心,脚下一滑。
山を我が たのしむ身には あらねども ただ静けさを たよりにぞ住む 乐山非吾意,唯以寂静可凭依,遂以此为居。[11]
こういうときに詠む歌が、それなの? 这歌是该在这种情况下吟的吗?
ふふ、こういうときだからこそ。……だって、ほら。あなたには届いた 呵呵。正因为是这种时候。因为,瞧,它不就传达给你了吗。
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