夏に痛いほど透過していく
就像穿过夏天的痛
呼吸全部が蜃気楼になっていく
呼吸尽化作海市蜃楼
人生なんて失笑の連続だ
人生不过是一连串的冷笑
夕焼けの色や匂いなんて それぞれなんだから
夕阳的颜色和气味各不相同
人と人が分かり合えるなんて滑稽だ
人与人之间能互相理解 简直是滑稽
僕の思考も言葉も熱帯夜みたいな邪魔くさい棘だ
我的思想和语言 就像热带夜里烦人的刺
打ち上げ花火のように
像打上天空的烟花一样
どっか遠いとこで死んでくるよ
我将会死于某个遥远之处
汗と同じくらいの距離感で
就像汗水般的距离感
感じろっていう罪悪感が
所感觉到的那份罪恶感
ずっと背中にへばりついている
始终紧贴于我背上
うるさいな ちゃんと死ぬからさ
好烦啊 我会好好地死去
僕の蜃気楼が消えた後は
我的海市蜃楼消失之后
皆勝手にすればいい
你们就随意吧
どうせ碌な人生じんせいは送れない
反正也活不出什么像样的人生
落ちたメガネも捨て
抛却掉落的眼镜
世界を一緒に歩こうよ
一起行走于此世上
死ぬとき死ねばいいよ
将死之时坦然接受即可
どこまでも行けるよ
我们能走得无边无际
夜が脆い幸せになっていく
夜晚化作脆弱的幸福
生きた証が熱に溶けていく
曾生存过的证明在热浪中融化
誰も救ってくれなかった
无人来拯救我
誰も聞いてくれなかった
亦无人听我讲
誰一人見てくれなかった
更无一人看我
映画みたいな距離感が本当笑えるよ
似电影般的距离感真是可笑
嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ
讨厌 讨厌 讨厌 讨厌
簡単に手を出すなよ
勿轻易伸出手
最後まで助けてくれやしないのに
反正也无法帮助到最后
生きることが正解とか
“活著即正解”
そういう押し付けもういい加減にして
别再给我强加这种观念了
同じ立場で同じ言葉が言えるなら言ってみなよ
如果能在同一立场讲出同样话语 那就试试看
寂しい苦しいじゃ終わらない
孤寂与痛苦不会就此终结
抱えきれないこの獣
这头无法承载的野兽
この熱は誰にも奪われない
这炽热谁也无法夺走
この汗は誰にも止められない
这汗水谁也无法止住
しょうがないことはしょうがないし
无可奈何之事就是无可奈何
何を悔やんだって変わらないだって
再如何悔恨也无可改变
僕は君の中で飽和している夏なんだから
我在你心中 是那个已然饱和的夏日
何度だってやり直せるよとか
说什么无论多少次都可重来
何度だって取り戻せるよとか
说什么无论多少次都可夺回
そういう言葉もう鬱陶しいよ
那些话已令人厌烦
どんなに説教したって
无论怎样说教
結局他人でしかないってこと
终究只是旁人
人間は立場から逃げられないってこと
人类无法脱离自己的立场
それが本当気持ちいいってこと
那才是真正的痛快
抱え込んだ辛かったこと
那些背负的痛苦
隠し切った嫌だったこと
那些隐藏的厌恶
今更言うなよって
现在你让我勿要再提
じゃあ一体いつ言えばよかったんだ
那到底该何时提起呢
どうすればよかったの
该怎样做才好
どうしょうもないことばっかりの
尽是些无可奈何的事
人生を肯定するにはどうすればよかったって
肯定这样的人生 到底该怎样做啊
どうしょうもないのにね
明明无可奈何
同じ言葉痛みを誰にも共有できないなんて
同样的痛苦无法与任何人分享
そうか君は大人になっていくんだね
原来如此 你正在成为大人呢
大人になっていたんだね
已经成为了大人呢
夏が希薄して遠くなっていく
夏日渐稀渐薄渐行渐远
君に言いたいことがあるんだ
我有话想对你说
生きて生きて生きて生きて生きて
活下去 活下去 活下去 活下去 活下去
生きて生きて生きて生きて生きて
活下去 活下去 活下去 活下去 活下去